IT業界も恐慌の兆しか?の続き

Daisukeh 2009/05/06 12:39

SUN & ORACLE  先日の記事は、即興で書いてロクに校正もしないでリリースしたので、誤字脱字が多くて後で読み返したらとても読みにくい。内容も少々支離滅裂なのではあるが、要するに、SunOracleNECRenesasの経営統合というのは、現在のITインフラの基盤を担うデータベース業界と、情報家電に代表される組み込み機器向け半導体業界の大きな波が起こったことには間違いないと思う。この世界恐慌的不景気の中で、純利益の増収を見込むことが難しくなる一方で、そういった投資に回したリソースの回収が難しくなり、今まで住み分けがうまくいっていた領域に亀裂が入り、少し弱いものが少し強いものに捕食されたり、中規模の仲間が集まって大規模の敵に立ち向かうという、今まで以上に厳しい生存競争が始まろうとしていると思う。

先行者  話の矛先を少し変えて考えてみる。現在の情報技術(IT)は、コンピュータが発明されて約50年の間に恐ろしいほど急速に進歩を遂げて現在の形になっている。その進化はまだ続いており、表現手法や伝達速度、情報容量、高精度化、大規模分散化といったような、技術革新は日進月歩だ。攻殻機動隊の見過ぎと揶揄されそうだが、仮想現実はすでに航空や軍事、宇宙開発などでは実用レベルだし、ロボット技術に見る進化は、研究室でのクローズドな制御理論を飛び越えて、マイコンとサーボモーターとPWMの世界になってしまった。秋葉原に行けば二足歩行ロボットがヨチヨチ歩きをしているのは衆知の事実だ。大学でZ変換や伝達関数を板書していた頃が懐かしいが、今では小学生でもキットを買ってきて組み立てれば簡単なロボットが作れる。もちろん、最先端のロボット技術はその先の先を行っている。(=先行者 by 中国)

 インターネットのインフラは情報技術の中でもっとも飛躍的な進歩を遂げた技術だろう。これはそれまで人間が夢見てきた科学を軽々と凌駕したのだから。英語で「 tele- 」が付く単語は「遠い」とか「距離がある」とかいう意味を持っている。 television(テレビ)は tele(離れた)vision(視覚)を意味するし、 telephone(電話)は tele(遠隔)phone(音声装置)の意味だ。また、 telepathy(テレパシー:精神感応)は精神や思考を他者と共有することだし、 telekinesis(テレキネシス:隔動現象、念動)は思考を他者が具象化する手段である。テレビや今や双方向型メディア・デバイスになりつつあるが、それでもまだ一方向(放送局から視聴者へ)のカメラを通した視覚情報の伝達に過ぎない。電話はその点でP2Pあるいはテレビ会議などのように、双方向性がある反面で閉鎖的なのだが、その点で秘匿性が守られるという利点も持ちあわせている。(盗聴は言外)この節でなぜこんな面倒なことを書いたかと言うと、インターネットの普及と現在の情報技術の最先端が、精神感応や念力をも可能にしようとしている点を言及したいからだ。本来、こういった「力」は超能力者と呼ばれる一部の人々が持つものとされていたが、近代における研究をみても、はっきりとそうした「力」が存在するという結論に到達できていない。なぜなら、そこには人間の錯覚や心理、社会的背景や信仰などが入り混じり、公平な実験ができない点がある。だがしかし、問題はそうした「力」が一部の人々にだけ宿るとする思考の方にあるのではなかろうか?一部の人々の「力」はその存在こそが信仰や脅威の対象になりうることは戦後日本の宗教法人の乱立をみればよくわかる。世間が混沌とすればするほど、救済や救世といった言葉を旗印に「力」をかざせば、市民はこぞって救いを求めるのである。

テレパシー  ちょっと話が逸脱した。現代の情報技術では精神感応の実現はそう遠くはないようだ。インターネットを媒介にしたパソコンやモバイル端末でのブログや掲示板、チャットなどでは、それまで自分だけしか知りえないような出来事や考え方を匿名で記すことができる。その記録を見て他者がまた別の考え方などを記す。こうしたサイトが個人のウェブサイトや企業、ポータルなどを含めれば数万個以上存在するのだろう。そして日々情報は更新されていく。視点を変えてこれらの情報を俯瞰したとき、多数の署名あるいは匿名の情報を記したメディア(テキスト、イメージ、あるいはそれらの複合したマルチメディア、プログラムなど)が、人間の思考の結果として蓄積されていく。それを検索し閲覧することで、他者が他者の思考を共有するのである。この作業が時間軸を無視して並列的に進行し、さらに言語の壁を越えることができれば、地球規模で思考の共有化ができるということだ。これは、 精神感応 に他ならないのではなかろうか?テクノロジによって思考することと表現できることのシームレスな接続ができるようになり、さらに容易になって、ネットワークに取り込まれることで「 tele- 」の部分もが形成され、思考はネットワーク化されるというわけだ。本来のテレパシーの意味とは違うかもしれないが、結果だけ見れば妥当だとは考えられないだろうか?

テレキネシス  テレキネシス(念動、念力)については脳科学や身体障害者のための支援技術で成果を挙げつつある。たとえば手足が自由に動かせない人が、頭で考えただけで移動したりものを動かすといったテクノロジである。今年に入って、チンパンジーの脳に電極を埋め込み、思考と作業、利益→知識の獲得といった一連の内容が、インターネットで公開されたことは記憶に新しい。人間についても実験に協力的な人々が脳内電極手術などに参加するなどして、その成果が挙がっているが、最も容易で見慣れた実験スタイルは光トポグラフィによるものだろう。これは脳表面の血流量を光の透過から換算して、神経の興奮状態を見る装置である。ただし、大脳皮質の表面の血流量から推測して「脳の状態(=人間の思考)」を読み取るという点で、情報の確度にいまひとつ確実性がない。なぜならこれは「川の上流で雨が降ると、河口に水が溢れる」的な考え方であって、実際には途中に堰(せき)があるかもしれないし、支流が流れ込んだりするかもしれないからだ。上流で雨が降る(脳表面の血流量が上がる)と、河口に水が溢れる(神経が興奮する)という導出は短絡的なように思える。もちろん、自分は脳科学にも医学にも素人であるから、そうなのだ!といわれたらそれまでなのだが…。ただ、中学生くらいなら理解できることで、小脳、中脳、大脳と海馬、延髄といった器官や、大脳も新皮質とそうでない部分とに分かれているわけだし、さらに左脳と右脳は機能が微妙に分かれているとも言われている。人間の大脳表面の神経線維の部位について、100%その機能や性質が明らかになっているわけではないし、それを確かめることも容易ではない。ましてや、大脳内部で起こるシナプスの結合と興奮の連鎖反応を、脳表面で検知するというのは難しい。

 だがしかし、念動も精神感応と同様に見方や考え方を変えてみたらどうなのだろうか?自分にはそれを補う意見の持ち合わせがないのが残念なのだが、冒頭でも論じたとおり、コンピュータの急速な発達と社会の関係を見たとき、次の半世紀あれば十分にその答えが見えてくるように思う。例えば、精神感応が一部の特別な人々の「力」ではなく、圧倒的多数のネットワーク上の「個」から発散される情報とその連鎖であるように、念動は他者が生み出す自身の思考と具象であってもいいのではないか?ということだ。これを平易に言い換えれば、障害者も健常者も区別がなく、助けるべき人が自然と助けられる社会を生み出す、ということに他ならない。

掲示板

, 2009/05/06 21:40
自己レス。まずコンピュータの歴史についてだが、実用としてのコンピュータの歴史を50年としてみた。これは主に軍事利用で開発されたものである。弾道計算が真っ先にその例に挙げられることが多いが、それよりも暗号解読や積和計算というような、代数的な利用の方が多いように思う。当時のコンピュータの解析的な数値処理能力は、現代の玩具の計算機以下だからだ。「tele-」が付く単語は他にもたくさんある。その中でもtelescope(望遠鏡)は、数世紀前に発明されて今日まで、天文観測や地球計測、暦の作成や航海術など、その応用範囲は広い。また、テレパシーやテレキネシスに類似する単語としてteleport(遠隔移動)がある。一般的にはある場所から別の場所へ、瞬間的に移動する方法を指すが、これは現在の技術では到底不可能なことだ。原子レベルでの物質の分解と合成とするか、重力場による時空の歪曲を利用するか…、いずれにしてもSFの域を出ない。だがしかし、仮想現実がその方法の半分(少なくとも「現実」という語句を半分含んでいる!)を担ってくれるとすれば、それも夢ではない。そもそも脳が認識しているのは神経組織の電気的興奮が時系列に沿って起こっているにすぎないのだから、可能な限り脳に入力する情報を模倣するか、あるいは特定の制限の元に現実を再構成することで、脳は現実と仮想の区別ができなくなるのではないだろうか?「水槽の中の脳」の論理にもあるように、今自分が目の前にしている現実が、果たして夢なのか?夢ではないのか?それを証明することはきわめて難しい。現実の感覚と夢の感覚は脳が認識しているという点で同一のものだ。どうしてそれらを夢と夢でないものとに区別できようか?
, 2013/09/16 02:59
Action requires kndwleoge, and now I can act!
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blog/2009/05/it業界も恐慌の兆しか_の続き.txt · 最終更新: 2009/05/06 12:39 (外部編集)
 

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