2009年を振り返って

Daisukeh 2010/01/02 20:45

 本当は2009年の大晦日までに済ませておきたかったのだが、体調がわるかったり用事があったりして落ち着ける時間ができなかったから、年が明けた今日(2010年1月2日)に2009年を振り返ってみようと思う。実は一度ブログを読み返してこのアーティクルを書きかけていたのだが、何を書いているのかわからなくなったのでもう一度書く。

 2009年という年は僕にとってあまりいい一年とは言えなかったと思う。正確にはプラス面よりマイナス面が多かったと言うべきだろう。プラス面では仕事と趣味の充実が挙げられる。仕事では会社で開発している組み込み機器の電子回路設計からプリント基板製作をすることができた。それと同時に並行作業して、uITRON4互換のリアルタイムオペレーティングシステムフルスクラッチで、仕様にある機能の8割程をビルドして実機テストすることができた。インプリメント作業が残っている機能は、ミューテックスとランデブ、そしてコンフィギュレータである。実用上はタスク、メモリ、タイマー、割り込みなどの管理はほぼ完成していた。リアルタイムオペレーティングシステム製作の過程で、マイコンと人間のインタラクションの希薄さに失望1)して、FORTH言語をシステムの機能として盛り込もうと躍起になっていたことが思い出される。これは古い考え方ではなく、今でもFORTHに限らず軽量インタプリタ言語や仮想機械実装は、携帯機器のフロントエンドとしてや、ウェブブラウザのスクリプトエンジンとして、実行性能へのプライオリティがとても高い。Androidもそうだし、Javascriptの実行エンジン最適化や、Rubyの仮想機械の高速化など、その方面の技術的な側面はさておき、話題は結構頻繁に登っているのを聞く。趣味ではやはりウェブサーバーの自宅立ち上げを皮切りに、レンタルサーバーへの移行、TwitterDeliciousFlickrYouTube、そしてTumblrなどのウェブサービスの利用が楽しかった。2008年から本格的に自宅サーバー立ち上げテストを行っていたのが、2009年に入って本格的に24時間運用を開始した。パソコンの不調もあり、およそ半年で自宅サーバーを断念して、@niftyのホスティングサービスに移行したが、どちらにしても CMSWiki などのウェブ開発の表と裏2)を体験できたことや、運用することの難しさ3)を理解できたことは大きかった。趣味という点ではArduinoGainerというエレクトロニクス・ガジェットとブレッドボードによる電子工作の楽しさに触れたのも楽しかった。どうしてもプリント基板に目がいってしまいがちだったのが、ハードウェアもソフトウェアもプロトタイプのままリリースしてしまうという、ラピッドプロトタイピングからインプリメントという概念は、それまでの自分の中の電子工作やヒューマン・インタラクションの考え方を変えさせてくれたいい機会だったように思う。

AVRSP回路(変形版)でAVRDUDEから書き込んでいるところ。

 マイナス面は何といってもうつ病が再発したことだ。言い方はあまり好きではないが、いわゆる「燃え尽き型」で、開発していた基板設計が一段落ついたタイミングでダーッと体調が悪くなり、そのまま年末まで出社できなくなってしまった。なんとかプログラミング作業に戻ろうと専門書をひっくり返したり、パソコンにかじりついたりしたが、まったくと言っていいほど頭の中に知識が入らないのである。本も読めない(読んでるつもりでも全然理解できない)し、記憶も曖昧で忘れっぽいし、頭の中が灰色で自分がメチャクチャ情けなくなってしまう。2009年のブログを読み返していくと、出社できなくなる7月末に至る3ヶ月間は、ブログの更新がとても頻繁で、その内容も多岐に渡っている。つまり、軽い躁状態のような、ちょっと頭の回転が上擦っているような、そんな調子で毎日をすごしていたようだ。もちろんやりたいことをバリバリやっている反面、ストレスをうまく解消できずにイライラして自分に疑問を抱くアーティクルも目立つ。つまり、危険信号は自分で出していたが、それに自分自身では気づくことができずに、そのうち抑鬱の波に飲み込まれたようなのだ。調度この時期には減薬もしていて、テトラミドを飲まなくなったのと体重が急激に減ったこと、ストレスで頭痛気味の毎日だったことが重なっている。もう少しこういう状況に気づくことができたら、あるいは休職することなく乗り切れたのかもしれない。

歯車は一部

ボンバーマン 敵ヤラレパターン(全面爆破)

 12月に入って八方塞がりな気分(自分だけでなく妻も)になってしまった。このままではどうすることもできないと考え、お遍路巡り内観修行なども考えて本気でいろいろと調べた。が、通院している精神病院にデイケア・プログラムがあることを思い出し、担当医にそのことを伝えてすぐに参加することにした。精神科デイケアでは、緩い規則・拘束の中で利用者が自主的にプログラム(手芸やゲーム、運動、音楽、喫茶など)に参加して、社会復帰の練習をするというものだ。他人とうまくコミュニケーションができずにいた自分にはピッタリの施設だと思った。そこではソーシャルワーカー音楽療法士看護士のバックアップを受けながら、自発的な行動や他人との強調活動、コミュニケーションなどを練習できる。ここではみんなが同じ立場なのだ。もちろんうつ病だけでなく統合失調症アスペルガー症候群など、さまざまな病気の人たちがいる。でも、何か失敗してもそれをあからさまにとがめる人はいない。みんな自分も同じ失敗をしているから、他人の失敗を許せる、そういう雰囲気と仕組みがあるからだそうだ。そういう意味では、2009年の年末に精神科デイケアに参加できたことは、僕にとってとても有意義が進歩だったかもしれない

2010年の抱負に続く…

1) つまり、コンソールからマイコンやペリフェラルに対してオペレートできることがあまりにも少ないということ。最近はArduinoの派生プロジェクトに同じコンセプトのものがあるらしい。
2) ウェブ・サーバーの仕組み、データベース連携、CGIによる動的ページ生成の仕組みなど
3) サーバーという物理的な機械の保守性と安定性の維持など

掲示板

, 2012/01/24 02:02
BION I'm iprmesesd! Cool post!
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blog/2010/01/2009年を振り返って.txt · 最終更新: 2010/01/02 21:00 by daisukeh
 

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